最近、農業者トレーニングセンターという存在を知りました!
農業者トレーニングセンターという名前から農業の研修だけを行う場所だと思っていましたが、実際はそれだけではないようです。
農業者トレーニングセンターの基本は農業者が利用できる公共施設ですが、会議や研修の拠点として活用される一方、体育館やトレーニング室などを備え、スポーツや健康づくりにも役立つ多目的な施設です。
農業者トレーニングセンターとは?
農業者トレーニングセンターとは、農業者や新規就農者が農業技術や経営を学べる市町村運営の研修施設です。研修室や加工実習室、体育館、会議室などの設備が整っており、地域の農業者同士の交流や情報共有の場としても利用されています。
農業者トレーニングセンターでは、作物の育て方や農業機械の操作、農産物加工、販売戦略など、農業に必要な知識を効率よく身につけられるのが大きな特徴です。
農業のスキルアップや経営改善を目指す人にとって、農業者トレーニングセンターは身近で実践的な学びの拠点と言えますね。
農業者トレーニングセンターのある自治体
農業者トレーニングセンターは全国各地に設置されており、山形村、小布施町、河内町、幕別町などでも地域の農業者の学びと交流の拠点として活用されています。
北海道では小清水町、更別村、興部町に整備され、研修室や体育施設を備えた多目的なセンターとして機能しています。また、宮城県では美里町農業者トレーニングセンターが代表的で、農業研修だけでなく地域活動の場としても利用されています。
これらの自治体が運営する農業者トレーニングセンターは、農業技術の向上や新規就農者の支援、地域住民の交流促進に貢献しており、全国で重要な役割を果たしています。
農業者トレーニングセンターの事例として
農業者トレーニングセンターのある自治体から3件ほど事例として紹介しますね。埼玉県蓮田市と福岡県筑紫野市と鳥取県大山町をランダムに選んでみました。
蓮田市の農業者トレーニングセンター
蓮田市農業者トレーニングセンターは、地域の農業者や住民の健康増進や地域交流を目的として設置された公共施設です。
多目的ホール・トレーニング室・会議室・和室・料理講習室・全天候テニスコートなどを備え、体育・集会・研修・料理講習など幅広く利用できます。
利用時間は午前9時から午後9時、休館日は毎週火曜と年末年始です。施設の貸出は公共施設予約システムを通じて行い、近隣自治体も含めた住民であれば誰でも利用可能です。
筑紫野市の農業者トレーニングセンター
筑紫野市農業者トレーニングセンターは、福岡県筑紫野市にある公共施設で、スポーツや健康づくり、地域交流の拠点として活用されています。
メインアリーナではバドミントン・バレーボール・バスケットボール・剣道などの競技に対応し、サブアリーナやトレーニングルームにはランニングマシンやエアロバイク、ウエイトマシーンを備えています。
利用時間は午前9時から午後10時、毎週火曜日と年末年始が休館日です。利用には5人以上の団体登録が必要で、初回は講習の受講と利用許可証の取得が条件です。
大山町の中山農業者トレーニングセンター
中山農業者トレーニングセンターは、鳥取県大山町にある公共施設で、アリーナ(918㎡)とトレーニング室、シャワー室、健康管理室を備えています。
利用時間は午前9時から午後10時までで、毎週月曜日(祝日の場合は翌日)および12月29日?1月3日は休館日です。地域の農業者や住民がスポーツや健康づくり、交流の場として利用できるほか、研修や会議、住民活動の拠点としても機能しています。







