英国の新国王となったチャールズ3世戴冠式が来月に執り行われる予定です。

日本からは秋篠宮殿下と紀子さまが出席されるようですが、その他の海外著名人は誰が出席するのか気になるところです。また、戴冠式の招待状も話題になっていたのでその詳細もまとめてみました。


チャールズ国王の戴冠式はいつ?

イギリスのチャールズ国王の戴冠式は、2023年5月6日にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われます。

ウェストミンスター寺院
ウェストミンスター寺院 入場チケット案内より画像参照

すでに1か月を切りましたのであっという間に当日が来そうですよね。戴冠式に向けて王室関係者は準備で大詰めに入ってる事と思います。

チャールズ国王の戴冠式の招待状

チャールズ国王の戴冠式の招待状が4月4日、王室によって公開されました。デザインしたのは、紋章作家で装飾写本家でもあるジェイミー・アンダーソンです。

英国の草原をイメージした草花が縁取る招待状には、スズランやワイルドストロベリー、ローズマリーなどが描かれています。イングランドの国花であるテューダーローズとウェールズの国花である黄色い水仙、スコットランドのアザミと北アイルランドのクローバーも見られ、絵本の挿絵のような美しさです。

招待状の上部中央にはチャールズ(Charles)国王とカミラ(Camilla)王妃のイニシャル「C」が配置され、その左側には国王の、右側には王妃の紋章があります。

下部中央にいるのは、イギリスの民話に春と再生の象徴として登場するグリーンマンです。カミラ王妃(Queen Camilla)の称号は、この招待状で初めて公式の場で使われました。

チャールズ国王の戴冠式の出席者

招待状はおよそ2000人に送られ、日本からの出席者は秋篠宮夫妻の予定です。

チャールズ国王の弟アンドルー王子は、当時17歳だった少女への性的暴行疑惑で王室の公務から離れていますが、戴冠式に出席することは決定しています。式での役割はなく、ガーター勲章を贈られたガーター騎士団の1人ではあるものの、正装のローブで式典に参加することは禁じられる可能性があります。

チャールズ国王の次男ヘンリー王子とメーガン妃については、スポークスパーソンが戴冠式に招待されたことを認めています。しかし、4月7日の時点で出欠は明らかにしていません。

ヘンリー王子夫妻の第1子アーチー王子について、レセプションなどで当日4歳の誕生日を迎えることに触れることを出席の条件の1つとしていると言われています。戴冠式後のバルコニーセレモニーへの出席も望んでいるとの報道もあります。

チャールズ3世 戴冠式でのカミラ王妃

カミラ王妃が戴冠式で使用する王冠は、1911年に行われた国王ジョージ5世の戴冠式でメアリー王妃が使用したものです。この王冠については持続可能性と効率性の観点から、一部のダイヤモンドを付け替えて再利用されました。

チャールズ3世 戴冠式でのキャサリン妃

キャサリン皇太子妃は、これまで歴史ある王室所有の3本のティアラを合計13回使用しています。

敬意を表するためにエリザベス女王のお気に入りだったティアラを選ぶのではないかなど、キャサリン妃がどのティアラを選ぶのかにも注目が集まっていますが、戴冠式ではコロネットが着用されることも多いです。コロネットは王より下位の貴族や王族が身につける小さな王冠を言います。