2021年度のJRA賞が決定しましたね。

年度代表馬に競馬ファンの殆どが予想していたと思う3歳牡馬のエフフォーリアが決まりました。3才ながら古馬G1レースの天皇賞・秋と有馬記念を制したので当然の結果だと思われます。

そして、三冠馬コントレイルは最優秀4歳牡馬を受賞しました。

コントレイルはもう引退してしまった競走馬なのでアレコレ言いたくはないのですが、2020年の三冠を獲りながら年度代表馬になれなかったのはある意味良かったかもと思いました。

春先まではコントレイルもしかしたらグランドスラム達成まで本気で思ってましたから。なので、現時点で評価の高いエフフォーリアだって今年どうなるか分からないですよね。


2021年度のJRA賞について

JRA賞は、記者投票で年度代表馬や年齢別の最優秀ホースだけでなく調教師や騎手の受賞もあります。

一応、授賞式も開催される予定で今年は1月31日だそうです。ただ、新型コロナの感染が爆発的に増えているので中止になる可能性も高いですよ。

2021年度のJRA賞を記しておきますね。

年度代表馬:エフフォーリア(牡3)

最優秀2歳牡馬:ドウデュース(牡2)
最優秀2歳牝馬:サークルオブライフ(牝2)
最優秀3歳牡馬:エフフォーリア(牡3)
最優秀3歳牝馬:ソダシ(牝3)
最優秀4歳以上牡馬:コントレイル(牡4)
最優秀4歳以上牝馬:ラヴズオンリーユー(牝5)
最優秀短距離馬:グランアレグリア(牝5)
最優秀ダートホース:テーオーケインズ(牡4)
最優秀障害馬:オジュウチョウサン(牡10)

年度代表馬のエフフォーリア

エフフォーリアの2021年、牡馬クラシック第1弾の皐月賞を優勝しました。その後、日本ダービーで2着しますが、惜しいハナ差の2着でした。そのまま菊花賞には行かずに古馬G1レースに出走します。

天皇賞・秋では、2020年の三冠馬コントレイルを退け優勝します。有馬記念でもクロノジェネシスを退けて1着でゴールイン。名実ともに現役最強馬となり年度代表馬に選出されることになりました。

今年の活躍が大いに期待できるエフフォーリアですが、春の天皇賞などは回避するのでしょうね。是非とも王道を歩んで欲しいものです。

ドウデュースとサークルオブライフ

2歳の牡馬ドウデュースは、3戦3勝で朝日杯フューチュリティステークスを制しました。武豊騎手の久々のG1勝利でしたね。クラシックも良い結果残せるといいですよね。納得の最優秀2歳牡馬の受賞でした。

そして、牝馬のサークルオブライフは最優秀2歳牝馬を受賞しました。4戦3勝で阪神ジュベナイルフィリーズを制しました。桜花賞期待できますね。

アイドルホースのソダシ

2021年度桜花賞を制したソダシは、白毛のアイドルホースで大人気でした。ぬいぐるみや写真集も売れているそうですね。

ソダシには古馬戦線でもG1レースを勝って欲しいです。ソダシが勝てば競馬界が盛り上がりますからね。

三冠馬のコントレイル

最弱三冠馬とか言われ続けて評価がガタ落ちだったコントレイルでしたが、引退レースのジャパンカップで優勝出来て良かったと思います。

三冠馬なのに古馬G1を勝てなかったらどうするんだろうと思ってましたが、最後に強いところを見せてくれてよかったです。

ディープインパクト産駒が古馬になると、牝馬はとても強いのですが、牡馬はなぜか走らなくなるんですよね。でもコントレイルは大阪杯3着と天皇賞・秋2着と馬券に絡む実績を上げているのでその辺りは並みのディープ産駒の牡馬とはやはり違うなぁと感じます。

あとは良い産駒が誕生すると良いですね。

海外G1を制したラブズオンリーユー

2019年のオークス馬だったラブズオンリーユー。

2020年はなかなか勝ち上がれなかったのですが、2021年度は本当に大活躍でしたね。香港クイーンエリザベス2世C、BCフィリー&メアターフ、香港カップという海外G1を3勝しました。特にBCフィリー&メアターフは日本馬初の快挙です。

ラブズオンリーユーも引退なんですよね。何かとっても勿体ないと思うのです。

マイル女王のグランアレグリア

グランアレグリアも引退ですね。

マイル女王の名の通り2021年度もG1のヴィクトリアマイルとマイルチャンピオンシップを優勝しました。距離が長いと言われた大阪杯や天皇賞・秋にも果敢にチャレンジして女傑といった感じの凄い馬でしたね。

そして、JRA賞は3年連続での受賞となりそれも凄い事です。2019年が最優秀3歳牝馬、2020年と2021年が最優秀短距離馬での受賞でした。

最優秀ダートホースのテーオーケインズ

2021年度のテーオーケインズは、帝王賞やチャンピオンズカップで優勝しました。

最優秀ダートホースに納得ですが、アメリカのG1ダートレース・BCディスタフで優勝したマルシュロレーヌに特別賞をあげて欲しいという声が目立ちましたね。

オジュウチョウサン まだまだ現役

そして、最後に10才のオジュウチョウサンですよ!

オジュウチョウサンは、中山大障害を制して最優秀障害馬に輝きました。通算で4度目の同賞の受賞となりました。メイショウダッサイとの一騎打ちのようでしたが、39票差で上回ったそうです。

2022年度も走ってくれるようなのでまだまだ現役、頑張りますね。