今週、競馬界に様々なニュースが流れました。

日本と同じくらいの歴史があるシンガポール競馬が廃止されるというニュースと本日結果が発表された2023年の顕彰馬のニュースです。

2023年の顕彰馬選出に関しては、昨年まさかの落選だったアーモンドアイと無敗の三冠馬であるコントレイルの当落に注目でした!


シンガポール競馬の廃止について

シンガポール競馬が、2024年10月を最後に廃止となることが正式発表されました。

180年もの歴史があったシンガポール競馬は、唯一の競馬場であるクランジ競馬場のレースを最後に終了してしまいます。この競馬場の土地は2027年までにシンガポール政府に返還されるらしいです。その後、その土地は再開発されるとの事でした。

現在、シンガポールの観光事業はカジノが盛り上がっていてその煽りを受けたのがシンガポール競馬です。ここ数年、競馬が終了するのではないかと危惧されていました。

日本も一時期、地方競馬が危なかったことがあります。というか実際に廃止された地方競馬場が後を絶ちませんでした。いまは、馬券をネット購入できることもあり中央競馬を中心に盛り上がってますが、いつまたどうなるかわからないですよね。

シンガポール競馬では、日本のサラブレッドも活躍しました。2006年コスモバルク、2007年にシャドウゲイトがシンガポール航空国際カップで優勝したことがあります。

2023年の顕彰馬 アーモンドアイvsコントレイル

本日、JRAより2023年度の顕彰馬選定の結果が発表になりました。

今年の顕彰馬選定に関しては、特に注目度が高かったです。その理由は、アーモンドアイコントレイルが対象だったからです。結果は、アーモンドアイのみ選出される形となりました。

昨年、アーモンドアイがまさかの落選となってしまいました。その結果、今年アーモンドアイとコントレイルが票を奪いあい云わば争う(?)形となりました。

アーモンドアイは、歴代最多記録のG1勝利数9と賞金王です。府中専用なんて言われることもありますが、牝馬3冠と天皇賞やジャパンカップなど格のあるレースをいくつも勝利しています。

そして、コントレイルも国内史上3頭しかいない無敗の三冠馬でした。アーモンドアイとの直接対決で敗れたり古馬になってから勢いがなくなった感もありますが、アーモンドアイと票を奪い合うことがなければ余裕で選出されたかと思います。

今年の選考で漏れてしまったコントレイルは、来年の顕彰馬選定では多分選ばれることでしょう。実際、今年もあと1票だけ足りなかっただけでしたからね。

アーモンドアイは、2020年のキタサンブラック以来の顕彰馬選出となります。現在、アーモンドアイを含めると顕彰馬は35頭いることになります。

今後の顕彰馬の選出はどうなるのか?

中央競馬の顕彰馬に選出されると東京競馬場内にある競馬博物館にて顕彰馬の紹介とともにブロンズ像などが飾られます。顕彰馬になるのは名誉ある事ですよね。

でも今後も日本競馬が続く限り顕彰馬は増え続けていくでしょう。

G1レースが増え続けることによりG1馬自体の価値も薄れていってるような気がします。自分的には三冠馬の価値もあまり・・・。昔はG1が4勝でも凄かったと言われていました。

今後の顕彰馬の選出は、G1の最多更新(10勝)や凱旋門賞制覇、グランドスラム、無敗三冠でG1・7勝以上などこれぞ殿堂という実績のある競走馬を期待したいです。