Yahooニュースで小学生のランドセルが重いために成長期の体に悪影響を及ぼしているというとっても気になる記事を読みました。
ランドセルが重いと言ってもランドセル自体は軽量化されているのですが、重いのはその中身(教科書やタブレットや筆記用具や教材グッズなど)でした。
学校への置き勉や重いランドセルを背負う事による子供達の体への影響、そして対策としてどのようなものがあるのか記事の内容をまとめてみました。
ランドセルの軽量化は無意味だった!?
昨今、ランドセルが軽量化されたりタブレット端末の普及などで、小学生や中学生たちの通学も楽になったはずと思っていたらその反対でとんでもない事になっていたようです。
千名以上の低学年の小学生対象の調査によると約9割の生徒がランドセルが背負うのが重いと感じていました。さらに約3分の1の生徒が身体の痛みを感じていて登校が嫌になったと回答していたそうです。
私の小学生時代、もうかれこれ●0年前ですが毎日の通学でランドセルを重いと感じた事はなかったけどなぁ。通学が嫌になったのは終業式や始業式など教科書以外の荷物を家に持って帰らなくてはいけない時位でした。それが毎日となると確かにキツイですね。
現在、教科書のページ数が15年前と比較すると何と約2倍に増えていてさらに英語など教科も増えたそうです。また、置き勉も禁止している学校がまだまだ多いらしいです。タブレットも便利な反面、ケースや充電器なども持ち帰るとなると相当な重さですよね。
置き勉の問題とは?
置き勉とは、お家で学習しない教材は、学校内の生徒の机などに置いて帰る事です。
置き勉にするメリットとしてランドセルの中身が軽減される事と忘れ物をする可能性が少なくなる事が挙げられます。その一方で、家庭での学習を妨げるのではないかと問題視されています。
・・・そもそも使用する予定のないものなら問題視される意味が分からないですけどね。
重いランドセルを背負う子供の身体への影響とは?
大人が背負ってもかなり重いと感じるランドセルを毎日、小さな身体で背負って通学する小学生たち。身体に影響が出ないわけがないですよね。
特にちょっと前までは幼稚園児だった新1年生は観るに堪えない姿だったりします。本当に小さな子なんてランドセルに引っ張られている感じで可哀想になります。
専門家の話しよると、影響が出やすいのは肩と背中~腰の脊椎だそうです。老人のようにすぐに骨や関節に痛みが出るわけではないですが、筋肉疲労が慢性化すると治りにくくなり老人と同じような痛みが出てくるとの事です。
さらに今の子供たちはコロナの影響もあり外遊びが減りロコモの症状も出やすいそうです。成長期にいる子供たちに追い打ちをかけるような重いランドセルの対策は早急に何とかして欲しいですね。
重いランドセルへの対策とは?
一応、推進されている中身が重いランドセルへの対策方法を紹介します。
・軽いランドセルを使用する
・ランドセル以外のバッグも使用する
・肩ベルトの長さを背中に合うように調整する
・重い荷物は背中側に入れて固定すると良い
・胸・腰用ベルトを使用する
ランドセル用の胸・腰用のベルトは重さを分散してランドセルを安定させてくれるのでおすすめです。ランドセルの販売先で大抵、商品化されて売っているはずです。
その他、批判もあったようですが小学生が発想して商品化されたランドセル用のキャリー化スティック「さんぽセル」などもあります。
個人的には教科書をもっと分けてパラしたり出来ればなぁと思います。