舌下免疫療法とはスギ花粉症の治療法！メリット・デメリットや費用や副作用などのまとめ

まだまだ辛い花粉症の時期・・・。

我が家の家族では、2名ほどスギ花粉症に悩まされています。それでも色んな対策をしてだいぶ落ち着いてきましたが、ティッシュとアイボンは今でも必要不可欠です。

ところで、スギ花粉症に舌下免疫療法という治療法が良いと聞いたのですが、どんな治療法なのか調べてみました。

舌下免疫療法とは？

舌下免疫療法とは、スギ花粉症やダニアレルギーによる鼻炎の治療法のひとつです。5歳以上から治療を開始することが可能で、舌の下に治療薬を投与する治療法です。

治療薬を舌の下に置き、決められた時間そのまま保持した後、飲み込みます。飲み込んだ後の5分間は、うがいや飲食を控える必要があります。初回の服用は、医療機関で医師による監督のもとで行いますが、2回目からは自宅で服用することが可能です。

長期間にわたり服用を続けると、スギ花粉やダニによるアレルギー症状を改善する効果が期待できます。

舌下免疫療法のメリットは、正しく治療をすると、アレルギーによる様々な症状が改善され、長期間アレルギー症状を抑える効果が期待出来る点です。

また、アレルギー症状を軽減する飲み薬には、副作用として眠気が出る場合があります。舌下免疫療法でアレルギー症状が改善すれば、飲み薬の量を減らすことができ、眠気の副作用を軽減できる点もメリットと言えるでしょう。

舌下免疫療法のデメリットとしては、推奨される治療期間が3年以上とされており、長期にわたり根気強く治療を続けなければならない点です。

毎日欠かさず続けることで効果が期待できる治療法なので、継続することが苦手な人は、精神的に負担に感じてしまうかもしれませんね。また、長期間の治療になることから、治療費が負担になることも考えられます。

舌下免疫療法は、健康保険が適用されます。

舌下免疫療法の負担費用は医療機関によって差がありますが、初回の費用が診察代と薬代を合わせて3,000円～4,000円程度、2回目以降が2,000円～3,000円程度の場合が多くなっています。

舌下免疫療法による副作用としては、軽いものには口内の浮腫やかゆみ、のどの不快感、唇の腫れ、耳のかゆみなどがあります。ただし、これらの副作用は、治療開始後数か月で解消される場合も多いと言われています。

まれにアナフィラキシーショックなどの重い副作用をを起こす場合もあるので、初回の服用は医師の監督のもと、十分に注意を払う必要があります。

実際に舌下免疫療法で治療をした人の体験談としては、「治療を始めて数か月でアレルギーの症状が改善された」「市販の飲み薬を服用しても改善されなかった症状が軽減した」などがありました。

また、小さな子供でも治療を継続できるのかと心配に思う方もいるかと思いますが、問題なく続けられるという声が多く寄せられています。

体験談ではないですが、舌下免疫療法による治療で効果を実感する人は全体の8割程度、うちほぼ無症状となる人が2割、症状が軽減する人が6割程度というデータがあるそうです。そして、効果がなかったと感じる人が2割程度となっています。