いま、話題になっている奈緒主演の映画「先生の白い嘘」ですが、三木康一郎監督がめっちゃ叩かれていますね。コチラの原作が鳥飼茜先生の漫画なのですが、性暴力や男女間の格差がリアルに描かれている作品ということで累計部数100万部を突破した人気漫画となっています。
映画「先生の白い嘘」で監督が叩かれている原因や原作漫画のあらすじや私が実際に読んでみた漫画のレビューを紹介していきたいと思います。
映画「先生の白い嘘」のIC問題
昨日、映画「先生の白い嘘」の公開日に伴い監督や出演者たちが公の場に姿を現しました。公開前ですでに注目の元だったこの作品。
なぜ、注目されたかというと映画の内容もセンセーショナルなのですが、それ以上に監督と主演女優である奈緒(29)との間におきたインティマシー・コーディネーター(IC)問題があったからです。
インティマシー・コーディネーターとは
インティマシー・コーディネーターは、映画・テレビや舞台など視覚芸術の製作にかかわる職種の一つ。一般に、俳優らの身体的接触やヌードなどを演出上必要とする際に、演出側と演者側の意向を調整して、演者の尊厳を守りつつ効果的な演出につなげる職種と理解されている。
監督がとあるインタビュー記事にて、主演の奈緒からインティマシー・コーディネーターを入れて欲しいとの要望があったが、断ったとまるで武勇伝のように語っていたと目にした人たちから解釈されたようで大きく批判されることになってしまいました。
この映画を製作する際、奈緒に決まるまで約10人の女優に断られたそうです。原作の漫画を再現するとやはりインティマシー・コーディネーターを入れるべきだという意見が大多数でした。海外では、#MeToo運動後にインティマシー・コーディネーターを入れるのは当然の成り行きだそうです。
しかも奈緒自身が入れてほしいと要望しているにも関わらず断るというのは、昔気質の監督なんだなと感じました。撮影時期もちょうど日本映画界で監督による性加害(榊英雄監督)が問題化した頃でしたので尚更、インティマシー・コーディネーターの必要性があったと思いますね。
しかし、公の場で奈緒は「自分は大丈夫」と話し気丈に振る舞っていたそうです。また、役柄的によく引き受けたと感心もした風間俊介も凄く立派な振る舞いでした。
漫画「先生の白い嘘」のあらすじ
漫画「先生の白い嘘」は、漫画家の鳥飼茜先生の作品です。現在、ネット漫画でも1~2作を無料で読むことが出来ました。
主人公は、地味な高校教師の原美鈴(映画では奈緒が演じるヒロイン)です。親友でいかにも女の子的な感じの美奈子(映画版は三吉彩花)が、婚約者の早藤雅巳(映画版は風間俊介)を美鈴に紹介します。
しかし、早藤雅巳は美鈴のはじめてを無理矢理奪った相手でもあり美奈子という恋人がいながら脅迫まがいで関係を続けようとするクズ男でした。
そんな中、美鈴が担当する男子生徒である新妻祐希(映画版はHiHi Jetsの猪狩蒼弥)から性に関する相談を受けるようになり美鈴も自分が押し殺してきた感情に向き合うことでストーリーが展開していきます。
漫画「先生の白い嘘」は全8巻ですでに完結している作品です。映画版はどこまで忠実に描かれるかは分かりませんが、漫画は顔を激しく殴られたりひどい性的暴力が描かれています。
漫画「先生の白い嘘」の感想
1巻と2巻を期間限定なのか無料で読むことが出来たので、私も漫画「先生の白い嘘」を読んでみました。
早藤がとんでもない男で犯罪者だと思いました。性の描写絵図は過激ではないかな?これだったらレディコミの方が過激かも?
ただ、とてもリアルな描き方で、性に関して嫌なことがあった女性はフラッシュバックするのではと心配になりました。女性にはとても残酷で不快な話で中には吐き気がしたという人もいるほどです。
3巻からどうなっていくのか気になりましたが、私はまだ読んでいません。美鈴と新妻がどうなるか気になります。【映画化決定】漫画「先生の白い嘘」の無料閲覧コチラ。