昨日、日本国内でエコーウイルス11型という自分にとってはじめて聞く病気で新生児や乳児が亡くなったというYahoo!ニュースの記事を目にしました。
エコーウイルスは、実際に他の人にも聞きなれないウイルスのようでした。ただ、このウイルスはかなり厄介で小さな子供の命に関わるような重篤な状態になる可能性があるそうです。
エコーウイルスの特徴、感染経路、ワクチンを含めた予防方法など注意すべきポイントを5つに絞って紹介しますね。
エコーウイルスとは?
エコーウイルスは、台湾で大流行したことで知られるエンテロウイルスの一種です。
エコーウイルスは、通常なら軽い風邪症状を引き起こす程度ですが、免疫力の弱い新生児や乳児、高齢者にとっては重篤な症状になることもあるようです。
特に今回、取り上げられたエコーウイルス11型の場合は急性肝炎や髄膜炎を引き起こしやすいとの事。そして、エコーウイルスは飛沫や接触で感染しやすいのでウイルスの典型的な感染経路と言えますね。
エコーウイルス11型の感染拡大
エコーウイルス11型の日本国内の感染状況ですが、2024年8月~11月の間にすでに生まれて間もない赤ちゃん3人が亡くなっています。急性肝不全などを発症してエコーウイルスが検出されたそうです。
欧州の事例ですが、2022年以降にエコーウイルス11型の症例が増加傾向にあり日本でも同様の感染状況が懸念されているそうです。
エコーウイルス 新生児・乳児は要注意
エコーウイルスの多くの感染者は、無症状であったり軽症で済みます。ただ、免疫力のない新生児や乳児が発症すると重症化しやすいと言われています。エコーウイルスの感染から急性肝炎や髄膜炎や敗血症などを発症するリスクが高くなってしまいます。
赤ちゃんの場合は、あっという間に症状が悪化することもあるそうなので、病院に早く見てもらうことや適切な治療が不可欠ですね。
エコーウイルス 感染予防とワクチン
残念な事にエコーウイルスに関しては、特効薬やワクチンはないです。
ウイルス感染に関しては、やはり手洗いの徹底と消毒、なるべく感染者との接触を避けるのが一番です。外出先での感染対策だけでなく家族内での感染対策も徹底することが大切ですね。
エコーウイルス 国の対策について
厚生労働省は、昨年の1月からのエコーウイルスの実態調査を開始しました。全国の医療機関に感染事例の報告を求めていて感染経路の特定などを調査するようです。調査結果から今後の研究でワクチン開発や新しい治療法が確立される可能性が高いと思います。
エコーウイルスを調べた結果、エコーウイルス自体は無症状や軽症で済むウイルスですが、新生児や乳児にとっては命に関わるリスクがあるので、感染拡大を防ぐためにも自分自身も手洗いやうがい、マスクを着けたりと感染対策を徹底したいと思いました。