1月27日から発動したガソリン補助金ですが、今度は2月10日から1リットル当たり5円に引き上げることになったみたいです。ちなみに適用期間は1週間です。
現在のガソリン補助金は、3円70銭なので1円30銭上がるというわけですね。
そして、勘違いしそうなるのが私たち消費者がガソリン給油してもガソリンの値段が下がるというわけではない事です(泣)
私は生活する上で車が必須のところに住んでいるので、ガソリン価格の上げ下げがすごーく気になってしまうんですよね。そして、寒い地域に住んでいるので灯油価格も同様に。
ガソリン補助金はいつから始まった?
2022年1月27日より発動されたガソリン補助金ですが、原油価格の高騰により販売するガソリンや灯油などの急な価格上昇を抑えるための施策とされています。
経済産業省がガソリン補助金の金額を1週間単位で見直していて、基本は水曜日に補助金を発表して翌日から1週間程度の適用としています。
まだ始まって1週間程度なので、5円への引き上げは第2回目の価格見直しという事ですね。
そして、ガソリン補助金の支給先は石油元売り会社になります。
・・・ガソリンスタンドとかではないんですね。
これって石油元売り会社のぼろ儲けじゃないですか?
ガソリンスタンドに支給ならガソリン給油価格が下がる可能性も少なからずありそうですが、石油元売り会社だったらその可能性はほぼ0に近いような気がします。
石油元売り会社の大手は?
ガソリン補助金が支給される石油元売り会社は、大手の名前を挙げるとしたらENEOS、出光興産、コスモですね。というかこの3社しかないです。
燃料の値上がり分5円が石油元売り会社に支給されますが、5円を超えて高騰した場合のしわ寄せは普通にガソリン給油価格に反映されるので、元売りからしたら痛くも痒くもないというか・・・。
痛手を被るのは消費者やガソリンスタンド経営者、そして物流関係など多数で、結局は値上げ値上げで燃料の高騰だけでなくありとあらゆる商品の値上げに直結してしまいますね。
ガソリン税に消費税の二重課税
ガソリンや軽油の店頭価格を下げて経済をまわすには、ガソリン補助金ではなく税金に消費税を掛けるという二重課税の撤廃が一番良いのではと思います。
と言うか、ガソリン税や消費税を下げるだけでも効果があると思うのですが、なぜしないのでしょうかね~。子供に10万円とか不公平感ありの施策よりもよっぽどいいのに。
そういえば、岸田政権は、ガソリン税のトリガー条項を考えていないと言ってましたね。
ガソリン税のトリガー条項とは?
ガソリン税のトリガー条項について抜粋して紹介します。
ガソリンの平均小売価格が1リットル当たり160円を3か月連続で超えた場合にトリガー(引き金)を引くように発動される。ガソリン税(1リットル当たり53.8円)のうち、上乗せされている分(同25.1円)の課税を停止し税負担を抑える仕組み
暫定税率の25.1円を廃止しないと言ってるんだからガソリン税の撤廃なんて絶対に無理な話ですよね。