山口県阿武町がふるさと納税で話題になったとかでもないのに一躍有名になりましたね。そうです、コロナの給付金 4630万円が一人に誤送金されて問題になった自治体だからです。

さらに、誤送金された相手に返金の意思がないとの事です。そして、その犯人(犯人扱いは失礼ですが)は、返金すべきお金が手元に全然残っていないと担当弁護士に話している事が分かりました。

何に使用したかですが、ネットカジノパチンコなどのギャンブルに使ったそうです。阿武町の町長も副町長も怒り気味でインタビューに答えていましたが、一番許せないのは納税者ではないかと思います。


山口県阿武町 4630万円の誤送金

山口県阿武町の4630万円誤送金についてですが、事件が起きたのは2022年4月8日でした。

4月に役場に入ったばかりの新人職員が、手続きミスをして1世帯あたり10万円のコロナに関連する臨時特別給付金を24歳の男性住民に間違って全額の4630万円振り込んでしまいました。

職員はすぐに気付いて24歳の男性と銀行に連絡をしたそうです。

しかし、後になってその男性から入金されたお金はすでに別のところに動かしていて元に戻すことが出来ないし(悪いことをしている自覚はあるので)罪を償いますと話してきたそうです。

そして、お金を全て使ってしまった理由というのが、パチンコやネットカジノであると・・・。

次々に明らかになっていく上で本当か嘘かまだ分からない事だと思いますが、4630万円もの大金をたったの2週間の内になくすということ・・・ネットカジノであればありえるかもと思いました。

4630万円の誤送金がネットカジノで消えた?

4630万円もの大金が振り込まれた24歳の男性の銀行口座ですが、入金日から合計で34回の出金があったことが確認されています。

まず、振込み当日の4月8日に67万円の出金があり4月11日には何と8回に渡り出金が繰り返されていたそうです。中には400万円一気に出金されていた事もあったとか。この出金の多さはいかにもオンラインカジノっぽいですよね!?

・・・この動きは、FXなどのオンライントレードにも通じるものがあります。

ネットカジノは、日本国内で合法化されていません。海外では合法化されているところが多いのですが、日本ではされていないのであまり馴染みがないかもしれません。それでも、日本でのネットカジノ人口は200万人以上とも言われているそうです。

ネットカジノは、意外と簡単に始める事が出来ます。

スマホやパソコンからすぐに遊べるので、カジノを少しやってみたいなぁという安易な気持ちではじめてドツボにはまるケースが多いそうです。入金方法もクレジットカードや仮想通貨などを利用します。

海外の本物のカジノと同様にルーレットやスロットなどをネット上でプレーする事が出来ます。ネットカジノの画面は本物と同じようなリアル感を味わう事が出来るそうです。

ただ、実際のカジノの場合は、負けている時はお金がすり減っていくのを目の前で見ることが出来ますが、ネット上だと現実味がないので知らないうちに大金を使っていたというケースが多いのだとか。

ギャンブルの怖さは、負けたお金を取り戻そうとさらにお金を使い無限ループに嵌ってしまう事です。この24歳の男性もその無限ループに嵌って最悪な結果になった可能性捨てきれないですね。

4630万円の誤送金の犯人はどうなる?

山口県阿武町のコロナ給付金が誤送金されて返金に応じない男性。すでにお金を使い切ってしまったとなると刑事告訴されるのではないでしょうか?

町側が4630万円+弁護士費用などを合わせた金額、約5100万円の支払いを求めて男性を相手取り裁判所に提訴しました。そのため男性の住所や名前もバレバレになっています。

身元がバレてしまっている以上、そうそう逃げ切れるわけにはいかないと思います。いずれ逮捕されても刑務所にいるのは数年だと思います。

罪を償っても返還義務はこの先ずっと続くだろうし簡単に自己破産する事が出来ないと思います。しかもまだ24歳という若さです。今後の人生の方が長いのに将来どうするのでしょうね。本当に浅はかだと思います。

そして、24才のこの男性ばかりではなく今回は、行政の失態もかなり大きいと思います。4630万円もの大金を振り込むのにチェックとかされなかったのかなぁと・・・。役所なので決済が下りるまで何人もの回覧や印が必要になると思うのですが、すり抜けていたというのが何とも言えませんね。そもそも決済もなかったとか?

今後、誤送金が発生したとき返金しなくても良いんだという前例を作らない、そして抑止力のためにも法改正なども必要になるかもしれないですね。