千葉県で震度4の地震が数日続いてスロースリップ現象なるものが起きているそうです。耳慣れない地震用語でしたので調べてみたら巨大地震につながる可能性も否定できないとの事でした。

地震のスロースリップ現象は、東日本大震災の時も前触れで起きていたそうです。さらに全国のスロースリップ現象が起きている地域を調べると南海トラフの発生想定されている地でも観測してるみたいです。

千葉県の方々も能登半島地震の事もあるし毎日、緊張した日々を送ってる事と思います。いつ地震に見舞われても対策できるように災害時の備えだけはしっかりと行っておくべきですよね。


千葉県のスロースリップ現象

千葉県で3日連続で震度4を記録しましたが、この地震により千葉県東方沖でスロースリップを検出したと国土地理院が発表しました。スロースリップ現象が起きている正確な場所は、房総半島沖で深さ20~30キロ地点だそうです。

さらにスロースリップ現象により小さい地震を含めて地震が数カ月続く可能性もあるとの事でした。

千葉県で起きた連続地震の影響で、スーパーマーケットにあるペットボトルの水が早々に売り切れてしまったそうです。防災グッズなども飛ぶように売れているらしいです(汗)

スロースリップは大地震を誘発?

スロースリップ現象について簡単に説明しておきます。

スロースリップ現象とは、その名前そのものでプレートの境界がゆっくりとすべる現象の事です。普通の地震は、断層が速くすべったことで地震波を出します。一方、スロースリップの場合は、断層が途轍もなくゆっくりと動くので地震波自体は出しません。

しかし、スロースリップ現象は大地震につながる可能性(前触れ)も指摘されていていくら直接的な地震の揺れがないからと言って侮れないのです。

スロースリップ 東日本大震災と南海トラフの関連性

地震のスロースリップ現象は、東日本大震災の時も起きていたことが判明しています。2011年3月11日の大地震から数えて過去1か月間の間にスロースリップ現象が2回も起きていたそうです。

現在は地震の研究も進みスロースリップ現象が起きている地域も把握できるようになりました。スロースリップが度々、起きている地点は四国地方、近畿地方の南部、そして中部地方の南部だそうです。

そうです、いつ起きてもおかしくないと言われる南海トラフ巨大地震の想定地域でスロースリップ現象が起きているのです。スロースリップ現象における東日本大震災と南海トラフの関連性は、なかなか興味深いものがありますね。