新型コロナウイルスによる感染者の増加が毎日更新されていて、いよいよ緊急事態宣言が今日にも出されるのか注目されていますよね。

昨日の2020年4月5日は、東京都で130名以上、大阪府で40名以上と新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を記録しました。勿論、東京や大阪だけでなく他の都市でも感染者が増えています。

毎日、新型コロナウイルスの感染者数が増えているのになぜか日本の政府は、改正までした緊急事態宣言を発令しないのかモヤモヤした気持ちになっている方も多かったと思います。

なぜ、政府は緊急事態宣言を出さないのかや緊急事態宣言を発令したら私たちの暮らしはどうなってしまうのか等々、簡単に解説していきたいと思います。


緊急事態宣言とは?

そもそも緊急事態宣言とは何なのか?

緊急事態宣言とは、2012年につくられた新型インフルエンザ対策の特措法に基づいた宣言であり2020年3月に新型コロナウイルスも対象となる改正案が成立しました。

この宣言は、日本政府の首相が宣言するものなので、感染拡大を防ぐために国民への様々な自由への制限を課すので強い抑止力が働きます。

緊急事態宣言では、日本国内の対象となる地域を指定する事が出来ます。又、期間も定める事が出来ますが、最長でも3年迄となっています。

もし緊急事態宣言が発令されたらその対象となる地域の知事が、住民に外出自粛を要請することが出来ます。又、学校や保育園、塾やスポーツジム、福祉施設や公共施設、劇場や映画館、百貨店やスーパーマーケット、ホテルや旅館、コンサート会場やイベントホールなどあらゆる施設の使用制限をかけることも可能となります。その他、病院を仮設でつくったり土地を収用することも出来るようになります。

ただ、他国と比較すると強制力はあまり強くないし罰金など刑事罰もなくあくまでも要請だけに留まります。それでも国のトップからの発令を感染拡大に対する強い抑止力にはなると思いますが・・・。

緊急事態宣言はいつ出る?

中々、日本政府が発令しなくていつ出るのかずっと注目されていた緊急事態宣言ですが、どうやら本日、2020年4月6日に発令されるのではないかと報じられています。

東京や大阪が軒並み感染者の最多更新を続けているので待ったなし状態なのだと思います。

そして、緊急事態宣言の候補地域としては、東京都大阪府の他に北海道埼玉県などの名前も挙がっています。多分、感染者が多い都道府県だと思うので、感染者100名を超えている神奈川県や千葉県や愛知県や兵庫県や福岡県や京都府も候補になりそうかな?

緊急事態宣言が出たら仕事はどうなる?

緊急事態宣言が出たら会社にお勤めの方など外で働いている方は仕事がどうなるのか心配だと思います。

現時点で考えられるのは、緊急事態宣言で制限されているのは不要不急の外出になるので、会社に行くのは今まで通りだと思われます。

電車をはじめとした交通機関がストップするわけでもないので、ここは働いている会社によるテレワーク推進など企業判断となるはずです。

しかし、緊急事態宣言により自粛ムードが一層強まり、テレワークの増加や時短での営業などは増えるかもしれないですね。

緊急事態宣言が出たら学校はどうなる?

緊急事態宣言が出たら学校はどうなるのかも子供のいる家庭では大きな心配事だと思います。

学校や保育園や幼稚園などは、休みが長引く可能性が高いですよね。と言うか、すでに東京都では都立学校の再開に関しては5月のGW明けまで延長するように調整されているそうです。

都立学校だけでなく他の子どもが通う施設などは休み延長の可能性が大だと思われます。

緊急事態宣言はなぜ出さないのか?

そして、なぜ日本政府はなかなか緊急事態宣言を出さないのか不思議に思う方が多いと思います。

日本政府が発令する緊急事態宣言は、他国のそれに比べて強制的ではありません。刑事罰などもないただの要請になるのですが、やはり国のトップからの宣言は自粛ムードが一層高まることが予想できます。

そうなると人々は外出して買い物を楽しんだりレジャー施設で遊んだり、飲みに行ったりなどをしなくなり、国民の消費が減っていきお金が回らなくなり景気がどんどん悪化していきます。

そして、沢山の飲食店やデパートやホテルや旅館などが休業を追い込まれ倒産するところが増えていきます。緊急事態宣言を発することで失業者や企業の倒産が増えるので躊躇しているのだと思われます。