私が今、加入している生命保険は、終身保険とがん保険なのですが、ここに来てとても気になるがん保険があるので記事にしたいと思います。

その保険というのが、わりかん保険なるものです。

今年の1月にはじめて「わりかん保険」が登場して話題になったらしいのですが、その頃の私、とても忙しくて今頃になって「わりかん保険」を知り得たというわけです。

現在、私が加入しているがん保険は富士生命のがんベストゴールドという保険商品の中では評判の良い商品なのですが、それよりも富士生命のがん保険の方が良いかもと思ったので紹介しておきますね。


わりかん保険とは?

わりかん保険は、2020年1月に少額短期保険会社で知られるジャストインケースが、発売を開始したP2P保険になります。ジャストインケースのわりかん保険は、がん保険になります。

わりかん保険の仕組みは下記でもう少し詳しく説明するとして、簡単にどんな保険かと言えばがんになった契約者の保険金を加入者で割り勘して保険料を決めて支払うという形になります。

ジャストインケースのわりかん保険は、現在、8社のパートナー企業でも販売されています。国内最大手の日本生命をはじめ、新生銀行、クラウドワークス、アドバンスクリエイト、SBI日本少額短期保険、チューリッヒ少額短期保険、ディー・エヌ・エー、LINE Financialの8社です。

日本生命も取扱いしているとあれば何となく新しい保険でも安心出来ますよね。

わりかん保険の仕組み

わりかん保険の仕組みについて解説していきますね。

わりかん保険は、今までの保険の主流となっている前払い制ではなく、後払い制の保険です。

保険料は、保険金が発生した時にのみ請求される事になります。そして、保険金が発生したときの保険料は、加入者で割り勘して翌月支払う事になります。

保険金は、がんと診断された時の給付金として一律80万円となります。

【事例】
加入者が3万人いるわりかん保険で、がん診断が4名だった場合の翌月の保険料は以下の通りです。

保険金・・・320万円(80万円×4名)
管理費・・・80万円(80万円×25%)
保険料・・・約134円(400万円÷3万人)

管理費というのは、保険会社の運営費のようなものでしょうか?管理費のパーセントは、加入者の人数によって変わってくるのですが、1万人未満だと35%、1~2万人未満だと30%、そして2万人以上いれば25%となります。

保険料を算出する際、保険金と管理費の合計から加入者の人数を割ります。割り勘する加入者の人数もがん告知された方を引いた人数となりますが、計算が面倒なのでそのまま3万人としました。

この約134円というのが、翌月に後払いとして保険会社に支払う保険料になります。

それから保険料には上限があるので、高額な保険料になることは絶対にありません。20~39歳の加入者の上限は、500円です。40~54才なら990円、55~74才なら3,190円です。

あっ、この保険に加入できるのは74才までですね!

わりかん保険に加入する条件とは?

ジャストインケースの割り勘保険ですが、加入条件はふつうのがん保険とほぼ同じですね。

癌になったことがある人は新規加入できませんし、一度でも給付金を受け取った方は再発した時にまた給付金をという事は出来ません。必然的にがん告知された方は、そのまま契約終了という形になるのか気になりますね。

ただ、何も問題なく加入する場合は、健康診断書の提出も不要ですし「はい」「いいえ」などの告知だけでOKなので、下手に身構えるような事はないと思います。

健康診断書

わりかん保険のメリットとデメリット

わりかん保険を簡単に説明して来ましたが、とても合理的で良い保険だなぁと思う一方、やはり保険商品にはメリットとデメリットの両方が存在します。

ここでは、わりかん保険のメリットとデメリットを思いついた限り書いてみたいと思います。

 わりかん保険のメリット

・既存のがん保険と比較すると断然安い
・シンプルで分かりやすい保障の保険
・ネットから簡単に申込みできる
・保険料の中身が明確で分かりやすい

 わりかん保険のデメリット

・保障内容が不足している
・加入者数が今後どうなるか分からない

わりかん保険のメリットにしてデメリットなのが保障内容ではないでしょうか?

一律80万円の給付金でシンプルで分かりやすい保障内容ではありますが、がんは再発する可能性の高い病気ですし抗がん剤治療や放射線での治療の際は、もっとお金が掛かる可能性もあります。そういった時にこの保障だけでは足りないと感じるかもしれません。

わりかん保険は、少額短期保険なので保険金の上限が80万円までになっちゃうんですよね。なので、保障内容としてはどうする事もできないのかなぁと思います。

結論としては、わりかん保険をがん保険のメインにするのではなく既存の加入済のがん保険で足りないと思っている人が加入するのにおすすめの商品かもしれませんね。

わりかん保険 富士生命のがん保険と比較

私が加入している富士生命のがん保険は、不足しているとは思っていなくて保険料をもう少し安く出来るのならと思っていましたが、これなら加入はしなくても良いかなと思いました。

富士生命のがん保険は、がんと診断されたら100万円を何回でも受け取れる内容で、その後の保険料は免除、そして保険料も月々2,000円以下なんです。もしがん保険が終身保険の特約タイプだったらわりかん保険に加入していたかもしれません。