うっ血性心不全とは？錣山親方(寺尾)の死因で高齢者に多い病気

昨日、大相撲の錣山親方がうっ血性心不全という病気で亡くなったというニュースが報じられました。錣山親方の現役時代は、関脇まで昇進した寺尾です。

寺尾関は、相撲界には珍しい(！？)超イケメンで細身の体でもあったので、当時は本当に女性ファンが沢山いましたね。顔に似合わず闘志あふれる突っ張りが武器でした。

相撲界の力士は、早く亡くなる方が多い印象ですが、錣山親方も享年60歳なので早すぎますよね。錣山親方のお兄さんたち二人も早く亡くなっているそうです。

うっ血性心不全錣山親方(寺尾)の死因

寺尾こと錣山親方の死因は、うっ血性心不全との発表がありました。うっ血性心不全について調べてみました。心不全はよく聞きますが、それに「うっ血」の言葉が付くとどんな病気になってしまうのか？

まず、心不全が心臓の機能低下の事を指します。そして、心臓の機能がうまく働かないことで、血液の循環が滞ってしまいます。そうするとうっ血した状態になりその場所が、肺で起こってしまうと息切れの症状、手足だとむくみといった症状があらわれてしまいます。

そして、うっ血性心不全は重症化すると治療するのが難しくなってきます。そうすると予後が悪くなり突然死の危険性も高まります。

うっ血性心不全の原因は、「弁膜症」「心筋症」「不整脈」「虚血性心疾患」など心臓の病気によるものが多いです。虚血性心疾患には、心筋梗塞や狭心症が含まれます。

他にも高血圧や腎臓病、糖尿病、さらには薬物やアルコールによる依存症などでもうっ血性心不全につながるものがあります。

また、心不全は生活習慣病と関係が深いので肥満や飲酒やたばこ、ストレスや睡眠不足、運動不足もリスクを増長させてしまう可能性が高いです。

うっ血性心不全の症状は、うっ血した場所によって変わってきます。

うっ血性心不全の初期症状としては、先述の通り息切れ(呼吸困難も含む)やむくみだけでなく、めまい、動悸や胸の痛み、頻尿、咳や痰、倦怠感などがあります。

特に肺でうっ血して息切れや呼吸困難を引き起こすケースが多いようです。

うっ血性心不全は、重症化すると治療が難しくなってきますが、重症化が急激に起きるわけではありません。症状が慢性化すると重症化が進むケースが多いそうです。

なので、手足のむくみや息切れがあるなどいつもと違うなと感じたら早めに病院に行くことが大切です。とくに高齢者は年齢のせいにしがちですが、うっ血性心不全の可能性もあります。というかうっ血性心不全は、高齢者の患者が増えているそうですよ。

その他、うっ血性心不全は生活習慣病とも密接な関係があるので、飲酒を控えたり禁煙したり適度な運動をしたりと予防も兼ねて実践するのがおすすめなようです。