先日の大雨で九州だけでなく埼玉県や宮城県などで被害が大きかったと報じられました。

一昔前は、関東や東北で水害のニュースあまり聞くことがなかったのですが、ここ数年は珍しいことではなくなってきましたね。20年以上は水害なかったのにここ7年のうちに3回も被害にあったと話されていました。地球温暖化の影響でしょうか?

ところで、もし自宅が豪雨台風床上浸水などの深刻な水害に遭った場合、現在加入してる火災保険でカバーできるのか調べてみました。


水害の保険は火災保険とセットになっている

まずは、水害の保険ですが単独の商品はないそうです。必ず火災保険とセット、もしくは特約オプションになっているとの事でした。特約ということはいつでも外すことができるという事ですね。

火災保険の中の基本補償の中に「水災補償」なるものがあります。その水災補償は台風や豪雨や暴風雪などが原因で家に何らかの損害があった時に補償される保険になります。

「水災補償」でよくある事例は、次のものがあります。

・大雨で地盤が緩くなり落石により被害を被った
・豪雨による土砂崩れで家が流された
・近くの川が氾濫して洪水により床上浸水した
・海の近くに家があり高潮で床上浸水した
・融雪による洪水で床上浸水した

一方、「水災補償」と間違いやすいものに「水漏れ」があります。水漏れのケースは、給水管の破裂やマンションなど天井からの水漏れなどです。水漏れも火災保険の基本補償になっているケースが多いです。

また、地震による津波被害も水災になりません。こちらは地震保険の補償対象となります。

水害の保険で車や床下浸水は補償されない

全国ニュースで水害があるといつも気になっていたのが浸水してしまった車です。また、床上浸水は保険金が支払われることは知っていましたが、床下浸水の場合は補償されるのかも気になっていました。

結論から言うと水害の保険では補償されません。

ただし、車の場合は車両保険に加入していれば車の任意保険から補償されるようです。床下浸水も補償してくれる保険はあるにはあるらしいですが、車両保険同様に保険料が高くなるみたいですね。

水害の保険で一般的な補償範囲は、「再調達価額 30%の損害があった場合」や「床上浸水か地盤面より45cm超えの浸水だった場合」です。

再調達価額とは?

再調達価額とは保険契約の対象と同等のものを新たに新築・購入・取得するのに必要な資金のことをいう。 再調達価額は、火災保険(新価保険)において用いられる。 新価保険とは、被災を受けた物件について再調達価額を基準として保険金が支払われるものをいう。

水害の保険で補償される内容や保険料に関しては、保険会社毎に違うので、下記リンク先の比較サイトでチェックしてみるのが良いと思います。

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水害の保険 いくらもらえるのか?

さて、もう一つ気になるのが床上浸水などで水害保険を使う場合、保険会社からいくらもらえるのか?

こればかりは、加入している保険会社の火災保険の内容を確認してみないと分かりません。

ただ、昔の火災保険の場合は、比例填補方式という建物の経過年数によって時価総額に応じた金額割合しか補償されないケースが多いそうです。現在は、実損払いの方が多いとは思いますが・・・。

この他、免責金額が設定されているケースもあります。

ちなみに我が家の火災保険はフランチャイズ方式で20万円の免責金額が設定されていました。20万円までは自己負担で20万円を超えた場合は全額補償されるという保険です。その分、保険料は安く設定されていました。

今後、水害の保険に加入するかはハザードマップを参考にするといいそうです。ハザードマップで我が家をチェックしてみたところ非常に危険な感じでした。水災に関してはもう一度保険の見直しが必要になるかもと思いました。


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